このガイドでは、Dockerを使用してSQL Server 2019のデータベースをセットアップする方法を詳細に説明します。このプロセスは、作業ディレクトリの準備から始まり、設定ファイルの作成、Dockerコンテナの実行、データベース接続のテスト、および必要に応じてコンテナ設定の変更までを含みます。
ステップ1: 作業ディレクトリの準備
まず、プロジェクトに必要な作業ディレクトリを作成します。これにより、関連するすべてのファイルが一箇所に保管され、整理されます。
# 作業フォルダを作成してカレントディレクトリに移動
mkdir -p docker_work/sqlserver
cd docker_work/sqlserver
ステップ2: docker-compose.yml
の作成
docker-compose.yml
ファイルは、コンテナの設定を指定するために必要です。以下の内容をコピーしてファイルを作成し、SQL Server 2019の最新版を指定します。
version: '3.8'
services:
sqldata:
image: mcr.microsoft.com/mssql/server:2019-latest
environment:
- ACCEPT_EULA=Y
ports:
- "5433:1433"
env_file:
- .env-dev
ステップ3: .env-dev
ファイルの作成
環境変数を設定する.env-dev
ファイルを作成し、データベースのパスワードを指定します。
SA_PASSWORD=your_password
※ your_password
はセキュリティを考慮して選んだパスワードに置き換えてください。
ステップ4: Docker コンテナの実行
すべての設定が完了したら、以下のコマンドでDockerコンテナを起動します。
docker compose up -d
ステップ5: データベースへの接続確認
コンテナが正常に起動したことを確認した後、以下のコマンドを実行してデータベースに接続し、基本的なクエリを実行します。
docker exec -it sqlserver-sqldata-1 "bash"
/opt/mssql-tools/bin/sqlcmd -S localhost -U SA -Q "SELECT * FROM sys.objects;"
exit
ステップ6: ポート開放
外部からのアクセスを許可するために、ファイアウォールでポートを開放する必要がある場合があります。
sudo ufw allow 5433/tcp
sudo ufw status
以上で、Dockerを使用してSQL Server 2019のデータベースをセットアップするプロセスが完了しました。この手順を利用して、開発環境やテスト環境を簡単